沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?

この記事でわかること
この記事では、沖縄の野菜「島やさい」はどのようなものがあるか。料理方法や島野菜が購入できるファーマーズマーケットについてまとめています。

スーパーやファーマーズマーケットなどに陳列されている見たこともない沖縄の野菜。

沖縄では、普段スーパーで見かけたことのない南国ならではの島野菜が陳列されています。

買ってみたいけど、味や調理方法ってどうなんだろう?気になるけどなかなか手が出せないなぁという方もいらっしゃいませんか?

ここでは、沖縄で普段から食べられている島野菜の種類やレシピ、販売されているおすすめファーマーズマーケットをご紹介します。

そもそも島野菜って何?

今では誰もが知っているゴーヤー。ゴーヤーなどの沖縄にどこにでもある普段から食べられている沖縄野菜を「島野菜」(シマヤサイ)と言いますが、地産地消のように地元で生産されたすべての野菜を「島野菜」と呼んでいるわけではないんです!!

古くから存在する野菜を栽培・利用されてきたものは、伝統野菜とか地方野菜と言いますが、沖縄県農林水産部が公開している沖縄農林水産物データベースでは戦前から導入され、伝統的に食されてきた地域固有の野菜を「伝統的農産物」として3つの条件で定義されているそうです。

伝統的農産物の定義

1:戦前から食されていること
現在の食生活に定着しているか、中高年の世代が幼少の頃に食べていた食材として認識されているもの

2:郷土料理に利用されていること
通常の家庭料理において比較的食べるもの、料亭などで提供されるものまで幅広く含む

3:沖縄の気候や風土に適合されていること
家庭栽培や小規模生産、場合によっては野草的なものも含まれる

沖縄農林水産物データベースより

その3つの条件で定義された伝統的農産物を親しみやすく「島野菜」(しまやさい)と呼んでいるそうです。

さて、その島野菜ですが、どのようなものがあるか今回はちょっと見慣れない、聞きなれない「島野菜」を見ていきましょう!

おすすめ島やさい1「ハンダマ」

沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?
「ハンダマ」とは、和名では水前寺菜(スイゼンジナ)とか金時草(キンジソウ)、式部草(シキブソウ)とも言うそうですが、特徴は葉の色。表面は濃い緑色でひっくり返すと裏面は紫色なんです。

昔は薬草として常用されて水を好むことから必ず井戸のそばで栽培されていたそうですが、今は買った「ハンダマ」をそのまま挿し木で簡単に育てられるようです。

成分は、ビタミンB2やビタミンA、鉄分などをを含み、紫色の部分にはポリフェノール、アントシアニンが含まれて抗酸化作用があると言われています。

加熱すると、少しぬめりや裏の紫色が溶け出してきます。サラダや味噌汁、ハンバーグの具材にして食べるとよいですよ。

ハンダマの白和えレシピ

材料(2~3人前)

島豆腐(木綿豆腐) … 豆腐半丁1/2丁(150g位)
ハンダマ … 100g
(A)すり白ごま …大さじ1
(A)薄口しょうゆ …大さじ1
(A)砂糖 …大さじ1/2
(A)塩 …少々

【作り方】


STEP.1
豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをして15分ほど、水きりをします。

STEP.2
ひとつまみの塩を入れた熱湯でハンダマを30秒ほど茹で、水にさらして、水気をしぼって食べやすい長さに切ります。

STEP.3
ボウルに(1)の豆腐を入れ、泡立て器で混ぜる。なめらかになったら、Aを加えて混ぜ合わせ、(2)のハンダマを加えてあえて完成です。



おすすめ島やさい2「パパヤ(パパヤー)」

沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?
「パパヤ」とは、沖縄の方言ですが(パパヤーとも言ったりします)パパイヤのことです。

パパイヤと言えば一般的にはフルーツとして表面が黄色の熟した状態で食べますが、沖縄での一般的な食べ方は、熟す前の青い状態で野菜として食べているんですよ。
私もフルーツとして食べるよりは、野菜パパイヤが食感も良くて大好きです!

沖縄では庭先にパパイヤの木が植えられてるので、実がなれば気軽に取って料理に良くつかわれます。
またパパイヤを食べると、母乳の出がよくなるという事で出産後の方々が良く食してきました。

パパイヤには、パパインというタンパク質の分解酵素が含まれているので、肉を柔らかくするようです。パパイヤの皮をむくときに、直接手で触ると、強い酵素によってかゆみが出る場合がありますので、お肌が繊細な方はお料理をする前に手袋をすることをおすすめします。

また、最近ではスーパーに千切りにされたパパイヤもあるので、カットパパイヤを活用して時短料理にもなりますよ。

沖縄ではよくパパイヤイリチー(パパイヤの炒め物)として食べますが、タイではソムタムと言われるパパイヤサラダが有名な料理方法のようです。

パパヤフリッターレシピ

材料(2~3人前)

青パパイヤ … 1個
片栗粉 …適量
塩 …適量

【作り方】


STEP.1
パパイヤは皮をむき種をとって、ピーラーなどで縦にスライスします。

STEP.2
スライスしたパパイヤに片栗粉を軽くまぶします。

STEP.3
(2)を短時間で焦げないように揚げていく。お好みで塩やカレー粉をかけたら完成です!!



おすすめ島やさい3「ナーベーラー」

沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?
「ナーベーラー」は何をかくそうへちまなんです!!

へちまと言うとお風呂で使うごしごしタワシをイメージされビックリされると思いますが、沖縄では食材として食べるんですよ。
と言っても、イメージした繊維たっぷりではなく、なすのような感じです。

沖縄では、ゴーヤーと並ぶほど、夏の定番料理としてよく食べます。花が咲いてから約2週間頃の若い実を使うそうですが、品種自体は繊維のあまり発達しないものを栽培しているそうです。
ナーベーラーは水分が多く出るので、水を加えずに煮物にしたりします。また加熱すると、トロッと、種もやわらかくなりプチプチした食感になりますよ。

ナーベーラーの伝統的な食べ方は味噌煮ですが、炒め物や味噌汁の具としても食べられています。

麻婆ナーベーラーレシピ

材料(2~3人前)

ナーベーラー…1本
豚ひき肉…100g
長ネギのみじん切り…大さじ3
おろしにんにく…小さじ2/3
おろししょうが…小さじ2
豆板醤…小さじ1と1/2
(A)味噌…各小さじ2
(A)砂糖…小さじ1/2
(A)醤油…小さじ1/3
(A)酒…各小さじ2
(A)酢…小さじ1
中華スープの素…小さじ1/2
水溶き片栗粉(片栗粉、水…各大さじ1/2)
ごま油…小量

【作り方】


STEP.1
なーべーらーは皮をむいて、輪切りにします。

STEP.2
フライパンに油を入れて、長ネギ、しょうが、にんにくを弱火で炒める。香りが出たら豆板醤と豚ひき肉を加えます。

STEP.3
ひき肉の色が変わってきたら、混ぜ合わせた(A)の調味料と輪切りにしたなーべーらー加え軽く炒め、その後5~10分間ほど弱火でことこと煮ます。

STEP.4
なーべーらーの水分が出てきたら、中華スープの素を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉をまわし入れてとろみをつければ出来上がり!!



島野菜を買うには?

島野菜はスーパーでも購入できますが、せっかくならファーマーズマーケットまで足を延ばして購入することをおすすめ!!
沖縄本島にたくさんのファーマーズマーケットはありますが、その中から2つご紹介します。

ファーマーズマーケットいとまんうまんちゅ市場

沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?
那覇空港から車で18分のところにある、JAファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」地域特産品の直売所なんです。

こちらは野菜や果物も豊富にあり、1日午前中に2回納入があるそうなので、行くなら午前中をおすすめ!!

ちなみに糸満市は漁業もさかんなのでお隣には「お魚センター」があり、沖縄独特の鮮魚も楽しめます。

ファーマーズマーケットいとまんうまんちゅ市場
住所 〒901-0305 糸満市西崎町4丁目20番
TEL 098-992-6510
営業時間午前9時~午後7時(ほぼ年中無休。正月3日間、旧盆1日休業)

※荒天時、公共交通機関が停止している場合(警報発令時)等は、休業の場合があります。
詳しくは、ご来店前に店舗へお問い合わせください。

 

ファーマーズマーケット南風原(はえばる)くがに市場

沖縄の島野菜を食べる!レシピと購入できるファーマーズマーケットは?

2015/4/28にオープンした比較的あたらしいファーマーズマーケットです。

店内では旬の農産物の活用法を紹介する常設の試食コーナーを県内ファーマーズで初めて設置されているそうですよ。

ファーマーズマーケット南風原くがに市場
住所 〒901-1117 南風原町字津嘉山889-1
TEL 098-889-3377
営業時間午前9時~午後7時(ほぼ年中無休、正月3日間、旧盆1日休業)

ほかにも沖縄には変わった島野菜が豊富にあります!!

変わったものや定番島野菜もどんどん料理を作っていただけたらとおもいます。

もっと良いレシピがあれば今後も追加していきますね。



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